遺言書の内容と葬儀がスムーズに行われるように

いつもながらすっかりブログの更新をご無沙汰している
田中行政書士事務所の田中利英です。

遺言書の作成っというと皆さんは、単にどの財産を誰に渡すか
だけを書けばいいと思っている方がほとんどではないでしょうか?

しかし、実際にはそれだけではありません。
特にLGBTの方がパートナーに財産を残したいと考えるときは
遺言執行者の指定と祭祀承継者の指定
場合により附言事項の検討を行う必要があります。


遺言執行者とは、遺言書の内容に沿って手続きを進めていく人で
遺言書の中で定めておくこともできます。(家庭裁判所によって定められる場合もあります。)
遺言執行者を定めておいた方が手続きはスムーズに進められるので当事務所では、遺言執行者の指定を遺言書に記載しておきます。
遺言執行者は相続人・受遺者(パートナーの方は、受遺者になります。)の方もできると共に復代理人を選任できる文言も入れておけるので遺言執行者はパートナーの方でも実際に手続きが必要となった場合には相続手続きに詳しい専門家に委任することもできます。


祭祀承継者とは、お墓の管理や先祖のまつりごとを行うものですが、その中には葬儀を執り行うことや納骨などを行うことも含まれます。
よくあるLGBTパートナーの問題は、亡くなった後に葬儀に喪主どころか家族としても参列できない、遺骨を分骨してもらえないといったことがあります。
そのようなことがないようにするには、遺言書の中で祭祀承継者をパートナーに指定しておくことです。


遺言書には、「遺言事項」というものと「附言事項」というものがあります。
「遺言事項」とは、一般的に上記で書いているような「誰に何を渡す」とか「祭祀承継者」を誰にするという遺言書に書くことによって効力をもつ事項です。

また、遺言書には「遺言事項」以外の事柄(法的に拘束力のない事項)も書いていいので、それ以外の事項が「附言事項」となります。

附言事項の例としては、遺言事項に記した内容の説明や家族などに想いを記す葬儀などの方法についてなどがあげられます。
パートナーに対しての想いや家族へ伝えたい想いなどを遺言書の中で残すことができます。

遺言者の想いをどのように伝え、実現するのか?を考えていくと単にひな形に沿って作ればいいというものではないっと

遺言書の説明資料を作りながら想い、こちらにも書きました。

追伸:どうもブログの調子がおかしく書体が統一されていません。申し訳ありません。


LGBTライフサポートセンター
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東京都行政書士会の機関誌プエンテインタビュー記事が掲載されています。
ご興味のある方はご覧ください。(6~8ページに掲載されています。)

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by tanaka-gyosei | 2016-09-06 14:52 | 公正証書遺言

幼少期~父親の酒乱・暴力・賭け事に悩み、現在は母親の認知症に悩みもがいているゲイの行政書士ブログです。
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