同性パートナーは遺留分を考えなくてよい?

おはようございます!
「波乱万丈ゲイの行政書士ブログ」
行政書士 田中利英です。

今日は、同性パートナーは遺留分を考える必要がない?
かについて書きたいと思います。

というのも先日、公証役場で同性パートナーの
婚姻契約書(前はパートナーシップ契約書といってました。)」
を作成した際に公証人の先生が遺言書の必要性について
当事者の方にお話ししてくださいました。

先生の考え方としては、財産の少ないうちに遺言書を作成すれば
後に住居を購入したり、宝くじが当たって大金持ちになっても(^^♪
「その他、財産」という記載でカバーできるという考え方です。

なので、「若くっても」「現在、それほど財産がなくっても」
婚姻契約書を作成するのであれば、遺言書をセットで
作成することをお奨めしています。

少し話がそれましたが、その際に当事者の方から
遺留分」に関するお話がでました。

ちなみに「遺留分」とは、例えば
遺言書で「私の全財産を〇〇(パートナーの方など)にすべて渡す」
っと記載しても侵害できない法定相続人の権利です。

つまり、いくら遺言書で全部渡すと書いても
一定の相続人から遺留分を請求されたらその分は渡さないと
いけませんよ。っというものです。

なので、同性パートナーが遺言書で「全財産を渡す」
っと記載しても遺留分減殺請求(っといいます。)があれば
全額もらうというわけにはいかないという話になります。

しかし、この「遺留分」が認められているのは
法定相続人である配偶者・子・親・兄弟姉妹の中の
配偶者・子・親のみで兄弟姉妹は含まれません。

すべての同性パートナーに当てはまるとは言い切れませんが
一般的に同性パートナーには、「配偶者」「」はいない。
そして、「」は順番でいえば本人よりも先に亡くなる。

あとは兄弟姉妹ですが兄弟姉妹には遺留分はない

っと考えると
「遺留分のことは考えず遺言書を作成しておけばいいのでは?」
という考え方が出てくるわけです。

ただし、それぞれに色々な事情がありますので
その事情にあった対策を検討しておくことは必要です。

今日もブログをご覧いただきありがとうございました。

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by tanaka-gyosei | 2018-03-20 10:48 | LGBTに関する業務

幼少期~父親の酒乱・暴力・賭け事に悩み、現在は母親の認知症に悩みもがいているゲイの行政書士ブログです。
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